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昔話ではありませんが、沖縄がアメリカ統治時代から本土復帰にかけて起こったことを 『沖縄ちょっと昔話』 として紹介したいと思います。日本復帰前に沖縄に生まれ、関西にも住んだことのある私が経験した、カルチャーショック的なお話を紹介します。

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2005年11月24日

第13話 いっせんまちゃー

第13話 いっせんまちゃー

第13話 いっせんまちゃー
 駄菓子屋のことを「いっせんまちゃー」と言います。漢字を当てると「一銭町屋」とでもいうのかな?
私の小さいころは、10円玉で買える駄菓子が楽しみでした。
中でも「塩せんべい」はポピュラーな駄菓子の一つで、そのままでもイケるしチョコジャムを塗って食べると、幸せいっぱいになったものです。

 さて、そんな「いっせんまちゃー」でのヒトコマ......

この一銭まちゃーでは、塩せんべいが一枚10円です。
ある日、子供が20円を持って「いっせんまちゃー」に入りました。
そして、2枚の10円玉を親指と人さし指ではさみ、お互いをすり合わせるように、
こきざみに動かしながら言いました。

やなわらばー「おばさ~ん塩せんべい3枚ちょうだい!」

こうすると、目の錯覚で2枚の10円玉が3枚に見えることを、このやなわらばー(沖縄方言:くそがき)は知っていたのでした。おばさんを騙して、3枚の塩せんべいをゲットするつもりなのでした。
じゅんに、やなわらばーです...。(沖縄方言:本当にくそがきです)

おばさん「はい、はい。3枚ね~」

おばさんは塩せんべいを取りだしました。
冷静に2枚の塩せんべいをすり合わせるように、小刻みに動かしながら.......

..........ってことで、おばさんの勝ち!


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