2006年02月26日
第45話 駐車場つき居酒屋

信じられないかも知れませんが、多くのウチナーンチュは車に乗ってお酒を飲みに行きます。その証拠に沖縄の居酒屋は駐車場完備のケースがほとんどです。写真の居酒屋は第2駐車場まで用意されています。
店長も、車で行くっすよね。
う・・・。私は帰りの運転には「運転代行」を頼んでいるぞ。飲酒運転はしていないからな。
当然っす!飲酒運転はれっきとした犯罪行為っす!
公共の交通機関が発達していない社会環境的な原因や、深夜の2時3時まで飲むのは当たり前なため、公共交通機関を使うと帰れないといった飲酒の習慣が原因です。
「ナンクルナイサ」=「何とかなるさ」という沖縄的な発想は、決して誇られる事ではないっす。おかげで全国ワースト1位の飲酒運転検挙数っす。
「乗るなら飲むな、飲むなら乗るな」ですね。
2006年02月22日
第44話 パイプライン

国道58号線と国道330号線がありますが、その中間に位置する道路がパイプラインです。軽便鉄道の復元レールはこのパイプラインの途中にあります。レールと同じところに記念の石碑も建っています。
終戦後。那覇軍港から北谷まで、ジェット機の燃料を送油するための管が地中に埋設されたっす。その上を走る道路なのでパイプラインと呼ばれたっす。
路線バスも多く、生活道としてなくてはならない道路でしたが、数百m置きにコンクリート製のボックスが道幅の半分をふさいでいたため、非常に交通渋滞がひどい道路でもあり、雨が降ると、水溜りがあちこちに出来るお世辞にもいい道路ではありませんでした。
私も何度か水をはねられた記憶があります。しかも「米軍の軍用施設」ということで、道路整備ができず、長い間使いにくいままでした。
今では沖縄に返還され、じゃまなボックスも撤去され道幅の拡幅工事が徐々にすすんでいます。
本来のパイプラインの機能は既に失われているようですが、平成元年に浦添市では正式に「パイプライン通り」と命名されました。
使いにくかったけれど、大切な生活道として愛されていたんですね。
2006年02月22日
第43話 軽便鉄道

戦前、沖縄には鉄道が走っていました。軽便鉄道といいました。那覇駅から嘉手納駅までの23.6km。片道93分。時速約15km。住民の足であり、サトウキビの輸送に役立ったそうです。

国鉄のレール幅は1067mmなんすけど、軽便鉄道は762mmだそうっす。1991年10月に出土したレールが復元さているっす。場所は浦添市のパイプライン通り、大平養護学校バス停前っす。

石碑には「沖縄県営鉄道路線図 47.8km」と記載されています。県営鉄道だったんですね。那覇から与那原、那覇から糸満までの路線も載っています。この区間は正確には軽便鉄道とは言わないようですが、これもひっくるめて「ケービン」と呼ばれていたようです。
昭和20年3月に沖縄戦で破壊されてしまい、現在、鉄道はありません。

いまは、モノレールの「ゆいレール」があるっす。那覇空港から首里駅までっす。中でも赤嶺駅は日本最南端の駅だそうっす。

現在は那覇市内のみの運行ですが、どんどん延長して軽便鉄道を越えて欲しいです。
2006年02月20日
第42話 缶コーヒーは110円

沖縄の缶コーヒーや缶ジュースは110円です。自動販売機はもちろん、コンビニやスーパーでも110円。内地では120円ですね。
年に数回内地に行くことがありますが、今でも缶コーヒーを自販機で買うときに無意識に110円を入れて買おうとしてしまいます。あわてて、あと10円をサイフから出して入れるんですが、ちょっと恥ずかしい。相手が機械だからいいものの、コンビニとかでこの失敗をすると店員さんに変な目で見られそうですね。
なんで、沖縄だけ安いんっすか?
消費税が導入された頃、あるメーカーが10円上げた結果、売り上げが極端に落ちたらしい。沖縄は台湾やインドネシアといった東南アジアから安い缶ジュースが買えるから、あえて高い国産缶ジュースを買う必要性がないんだろうな。仕方なく、値段をもどしたようだ
2006年02月17日
第41話 桜前線 南下中 ??

カンヒ(寒緋)桜っす。一月上旬から二月上旬にかけて咲きます。下向きに花をつけます。ヒカン(緋寒)桜とも呼ばれます。ヒガン(彼岸)桜とは別物です。
桜色と言うより、ピンク色の花が咲きます。花びらが散ることは無いっす。ウチナーンチュは桜吹雪を知らないっす。
桜前線は通常北上しますが、沖縄は北部から徐々に南下します。名護の桜祭りから、1週間ほど経つと那覇でも桜祭りが開催されます。
そういえばそうっすね。種類が違うからっすか?本土は確か「ソメイヨシノ」が多いんっすよね。
「睡眠時間」の関係らしいです。冬になると、桜も「眠り」の時期になるそうですが、北の方から早く眠りにつくため南の方の桜は「睡眠不足」が解消されるまで、花が咲かないとか。
へえ~桜も眠るんっすね。じゃあ、早く眠りについた順に北から目を覚まして「花が咲く」わけっすね。
そういうことです。
2006年02月16日
第40話 沖縄に雪

店長!ゆ・・雪っす。沖縄に雪が積もってるっす!みんな楽しそうにのぼってるっす!
そんなわけ無いだろ。これは、北海道から空輸されてきた雪だ。雪を見たことのない沖縄の子供たちのためにわざわざ運んできたものだ。ほとんどシャーベットのようになっているが、雪には違いない。子供たちにはいいプレゼントになっているな。

ああっ!雪だるまっす!!手のひらサイズが、かわいいっすねえ。
葉っぱが南国的だな。
沖縄には雪は降らないと言われていますが、一説ではヤンバルで観測された事もあるそうです。数年前にはホームビデオで撮影されたと言う映像がニュースに流れました。
粉雪のようなものでしたが、沖縄中大騒ぎでした。雪は沖縄人にとって、憧れの対象です。
2006年02月16日
第39話 琉球大学IN首里城

ほんとっす。首里城にその名残の石碑があるっす。ほらね、ちゃんと「琉球大学跡」って書いてあるでしょ。首里城の正門に行く途中の右手に石碑があるっす。

この景色が見えたら、右側にひっそりとたっているっす。
木に隠れて探しにくいかもしれないっすね。

私が大学に通っていた頃は既に現在の西原・中城キャンパスでしたが、以前は首里城の城跡に大学があったそうです。雨の日などは石張りの坂道がコケでズルズルになって歩きづらかったそうです。
なんだ、店長も知らないっすね。いまでは、首里城の復元が進んで守礼の門とならんで観光地として有名っす。
当時の大学生は首里城の石垣をバックに酒盛りでもしたんでしょうか?なんだか優雅でうらやましいなあ。
2006年02月12日
第38話 ワタブーショウ

お次は、ブーテンさんの弟子にあたり、沖縄では超有名な「てるりん」こと照屋林助さんっす。
師匠から受け継いだ「お笑い魂」を「チャンプルー文化」に溶け込ませた伝説の「ワタブーショウ」のその人っす。
年配の方々はもちろん、僕らウチナーグチの分からない世代やナイチャーにも面白おかしく沖縄の悲哀を教えてくれたっす。
残念ながら、2005年3月に他界なされたっす。今頃、ブーテン師匠と漫談でもしてるかも知れないっす。
「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」
なんか、禅問答みたいっすけど、その通りだと思ったっす。
2006年02月12日
第37話 戦争を笑え

小那覇ブーテンというお笑い芸人が戦後いました。その特集が先日2月11日TVで放映されていました。私も名前しか知らない芸人さんですが、じつに感動しました。
戦後、亡くなった人々を悲しむあまり、沈んだ毎日を過ごす人々の民家に押しかけては
「ヌチヌ、グズージサビラ」
と言っては勝手に三線片手に漫談を行い笑わせては帰っていったというのです。
「ヌチヌ、グスージサビラ」とは、「いのちの、お祝いをいたしましょう」と言う意味です。
『たくさんの人が死んだ、でも、たくさんの人が生き残ったじゃないか!さあ、みんなでこの命のお祝いをしようじゃないか!』
そうですね、沖縄だけでなく、この国は60年前に戦争が終わったばかりです。戦争を知らない僕らが言ってもいいですよね、ご先祖さま!
「ヌチヌ、グスージサビラ!」
2006年02月06日
第36話 沖縄の空
ときどき、空を見上げるんっす。別に意味は無いっすけど、なんとなく。とても天気がよくて青空がきれいだったっす。それだけで元気が出るっす。
飛行機が飛んでいたっす。小さく見えたっす。空ってホントにひろいっす。
だから、沖縄の空が大好きっす。きっと、昔も今も沖縄の空はみんなを元気にする力があるっす。
昔話とは関係ないっすけど、青空に感謝っす。
2006年02月03日
第35話 建国記念の日と日の丸

建国記念の日に限らず、復帰前の沖縄では祝祭日には日の丸を飾りました。学校や役場はもちろん一般家庭の玄関口にも普通に掲げられました。それは、沖縄は日本なんだ!と言う主張だったように思います。
しかし、いざ復帰を果たすと「時代遅れ」とか「軍国主義者」みたいな風潮が広まり、現在では一切見なくなりました。
復帰前のデモ行進などでは日の丸の鉢巻をする姿が印象に残っています。現在では学校の卒業式に日の丸を掲げるかどうかでもめる世の中になりました。
でも、おかしな話です。オリンピックでは国旗掲揚が当たり前。世界的にその国の人が自分の国旗を掲げることは当然のことであり、むしろ誇らしいことでもあるはずなのです。
その時代時代でごく一部の人たちの主張が洗脳のように意識に刷り込まれたせいで、あるときは自由の象徴であった日の丸が、あるときは支配社会の象徴になる。
こんなことを建国記念の日に考えてもよいのではないでしょうか。





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