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昔話ではありませんが、沖縄がアメリカ統治時代から本土復帰にかけて起こったことを 『沖縄ちょっと昔話』 として紹介したいと思います。日本復帰前に沖縄に生まれ、関西にも住んだことのある私が経験した、カルチャーショック的なお話を紹介します。

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2006年12月02日

第100話 シーサー

第100話 シーサー

第100話 シーサー
100話を飾るのはやっぱりシーサーしかないっすね!
沖縄では古くから魔よけとしてシーサーという架空の動物を門や屋根に飾るっす。そして、口をあけているのがオス。閉じているのがメスと言われているっす。向かって右側がオスで大きな口で福を呼び込むっす。そして向かって左側がメスで呼び込んだ福を逃がさないように口を閉じているっす。
(店長の出る幕はもうないっすよ!)

第100話 シーサー
・・・・・半分正解!
沖縄の瓦屋根に乗っているシーサーの場合、そもそもオスメスの区別はなかったし、1匹で乗っていることが普通だな。門に飾るようになったのは瓦屋根が少なくなったため居場所が屋根から門へ移ったのが実情だ。
もともと瓦で屋根を葺けるのは、お金持ちだけだったんだ。その頃の瓦職人さんが屋根を葺いた記念と家主へのお祝いとして余った赤瓦や漆喰(しっくい)でシーサーを作り贈ったのが始まりらしい。「この屋根瓦は自分が葺いたんだ!」という、職人の自負の表れでもあった。画家が自分の絵にサインをするようなもんだな。

第100話 シーサー
へえ~そうなんっすか・・・
じゃあ、オスメス2匹の説明はウソなんっすか?観光案内にも載ってる有名な話っすよ!?

第100話 シーサー
ウソではないぞ。だから「半分正解」なんだ。
内地の文化が庶民にも浸透してくると、神社・仏閣などの入り口に狛犬や阿吽像など2体1対の像がなじんできたんだな。なんでも取り込んでしまうチャンプルー沖縄文化は、宗教の垣根も越えてしまったんだ。いまでは、シーサーはオスメス有るのが普通だから間違いではない。

第100話 シーサー
食生活や芸能だけでなく、シーサーまでもチャンプルー文化なんっすね~

第100話 シーサー
今ではなかなか見られなくなった『赤瓦としっくいシーサー』は、沖縄の職人が育て続けた文化です。大切にしたいですね。


手作りシーサーキットで作ったオリジナルシーサーを屋根に飾ってみます?玄関でも良いかも

ここも訪れてみてください
http://homepage2.nifty.com/mitsuo-m/



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この記事へのコメント
我が家のシーサーも大切にします(^^)☆
Posted by やえこ at 2006年12月03日 00:06
やえこさん、コメント有難うございます。
沖縄旅行に来たときに作った、漆喰シーサーですね!
私のは、甥っ子達に取られてしまいました(^^;
屋根の上に飾るのは大変だから、玄関にでも置いて上げでください。
Posted by 幸作 at 2006年12月03日 12:40
 
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