第100話 シーサー

幸作

2006年12月02日 16:51




100話を飾るのはやっぱりシーサーしかないっすね!
沖縄では古くから魔よけとしてシーサーという架空の動物を門や屋根に飾るっす。そして、口をあけているのがオス。閉じているのがメスと言われているっす。向かって右側がオスで大きな口で福を呼び込むっす。そして向かって左側がメスで呼び込んだ福を逃がさないように口を閉じているっす。
(店長の出る幕はもうないっすよ!)


・・・・・半分正解!
沖縄の瓦屋根に乗っているシーサーの場合、そもそもオスメスの区別はなかったし、1匹で乗っていることが普通だな。門に飾るようになったのは瓦屋根が少なくなったため居場所が屋根から門へ移ったのが実情だ。
もともと瓦で屋根を葺けるのは、お金持ちだけだったんだ。その頃の瓦職人さんが屋根を葺いた記念と家主へのお祝いとして余った赤瓦や漆喰(しっくい)でシーサーを作り贈ったのが始まりらしい。「この屋根瓦は自分が葺いたんだ!」という、職人の自負の表れでもあった。画家が自分の絵にサインをするようなもんだな。


へえ~そうなんっすか・・・
じゃあ、オスメス2匹の説明はウソなんっすか?観光案内にも載ってる有名な話っすよ!?


ウソではないぞ。だから「半分正解」なんだ。
内地の文化が庶民にも浸透してくると、神社・仏閣などの入り口に狛犬や阿吽像など2体1対の像がなじんできたんだな。なんでも取り込んでしまうチャンプルー沖縄文化は、宗教の垣根も越えてしまったんだ。いまでは、シーサーはオスメス有るのが普通だから間違いではない。


食生活や芸能だけでなく、シーサーまでもチャンプルー文化なんっすね~


今ではなかなか見られなくなった『赤瓦としっくいシーサー』は、沖縄の職人が育て続けた文化です。大切にしたいですね。


手作りシーサーキットで作ったオリジナルシーサーを屋根に飾ってみます?玄関でも良いかも

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http://homepage2.nifty.com/mitsuo-m/

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